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「さっむ!!」
目が覚めたら、カーテンが風に舞っている。
春とは言え、明け方は凍える寒さだ。
「バカ野郎……凍死するわ……」
窓を閉めようと近付くと、白い手形が付いていて
ギョッとした。
「ペンキ?ん?ボロボロする……片栗粉?」
手形を見ると、俺より一回り小さい。
しかも雑な手形で、ビニール手袋感が満載。
「やりやがった……しかも雑だぞ?」
内側からオンリーで、自分の身長では届かない上はスルーしてる辺り、100%姉貴ですやん?
バカなのあの人。
うん、バカなんだよな
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