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シャワーに向かおうと立ち上がると、ソワソワとこちらに視線を飛ばす単細胞。
シャワーの中で、トランクスのままタオルを持って待機してみる。
シャワーは出しっぱなしで、勿体無いけれど今回は許せと両親に頭を下げる。
10分が経過した頃に、バスルームの電気所か全ての電気が消えた。
「やりやがったな?冷蔵庫の食料が腐るだろうが!!」
仕方無いので、叫んでみた。
「うわぁああ!!」こんなもんかな?
それを聞いた瞬間に電気が復旧。
やはり姉貴だ。アホですかあの人……
腰にタオルを巻き付けて、負け犬を表現する四つん這いになる。
「どうしたの!?」何て、あなた登場が速すぎるでしょ?
「俺……呪われて……」セリフの途中で笑ってしまい、誤魔化すのが苦しい。
パシャリって……コイツ……写メったな!?
俺の中で、むくむくと黒い感情が生まれた。
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