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何故怖いと思うのか
「僕思うんだ」
週末の昼下がり。私達はどこまで続いてるか、追いたくなる位の青空の下、互いに手を繋ぎ歩いている。
喋り倒していても、聞こえる人々の声。賑やかな子供の話し声。時折頭上から聞こえる絶叫は、悲鳴にも聞こえる。
ぐるぐる回るだけのもの、登ったり降りたりするもの、濡れるもの、早いもの、のんびりするもの、そんな沢山の機械があるここは、有名な遊園地。
恋人の聖地とも言われる、流行りのデートスポットに、私達は何となく遊びに来ていた。
お昼を食べてのんびりと、特に何かに乗る訳でも無く、ぶらぶら歩いているのだ。
「ジェットコースターあるでしょ?」
「うん」
彼はいつも、沢山の持論を語ってくれる。
物凄く壮大な事から、とても小さな物から、どうでもいい事まで。
でも、話し方がとても上手だから、私はいつも真剣に聞いている。
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