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緩やかに曲がった右ヘアピンに突入したとき……。
「く!
ううううう、苦しい!
なんだべ!?」
突然、おらは悲鳴を上げ始めた。
後ろのEF9は黒オーラを纏い始って技を使い、おらは精神ダメージのだ!
「くっ、後ろからオーラを見たとおり、本当に覚醒技使いの走り屋だったべ!」
覚醒技のAURAは本物だった。
EF9はおらに精神ダメージを与えると、広がった差を縮めていく。
距離が縮まったのは精神ダメージを与えたからではない、後ろのEF9が高速コーナーを得意としていたからだ。
後ろのEF9はセッティングの影響か、低速コーナーではおらより負けるが、高速コーナーではおらより速いようだ。
EF9の使った技の効果は精神ダメージだけではない。
短い直線、緩やかな高速コーナーを通り過ぎて、2連続ヘアピンに入る。
2連続ヘアピン1つ目のコーナー。
右だ。
左手でサイドブレーキを引き、右足でブレーキを踏んで減速してスライドを発生させ、ハンドルを皿洗いのように操作しながら攻めていき――。
「<コンパクト・メテオ!>」
透明のオーラを纏い、隕石のような高速ドリフトで攻めていく!
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