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後ろのクルマは覚醒技のオーラも放つ。
地獄のような黒いオーラと大地を引き裂くようなオレンジ色のオーラを纏っていた。
あと車の形は暗くて見えないが、白くてワゴンボディを切ったように四角いハッチバックの形から年式は80年代の終わりから90年代の始まりに作られたボディだと思われる。
後ろのクルマの赤いヘッドライトをさらに光らして、おらのC33にパッシングを仕掛けた。
まるでレーザービームを喰らうような恐怖心のあるパッシングだった。
事故よりこっちが怖い。
「勝負してーつもりかァ?
なら、勝負してやるべ!」
後ろのクルマのパッシングを自分にバトルを申し込むのかと見て、それを受け入れる!
ジャージの右足はさらにアクセルを踏み、峠仕様としてはハイパワーにチューンされたRB20搭載するC33を加速させる。
C33のパワーに任せて赤城山の直線の下りを駆け抜ける。
しかし、後ろのクルマはおらのC33のケツに喰いついてきた。
「後ろのクルマ、速えー!
離せねーべ!」
430馬力のC33は後ろのクルマを直線で離せなかった。
というより、距離が縮まる!
距離後ろのクルマの姿が大きくなり、車種が特定できる。
「車種は――EF9のシビック?
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