1章 ー合成獣(キマイラ)脱走計画ー

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おいらは三嶽 混沌… タブー様の下で働くしたっぱだ 今さっき… 白馬の王子様と地獄の狂犬 牛魔王、空を制する者を脱走させた… だが…バレない自信はあったんだ! 監視カメラの操作だって簡単だ… おいらはモニター室に向かって 監視カメラが止まっていたのを 証明するログとおいらが監視カメラを 止める操作をしていた事実を隠蔽しないと モニター室で一人、黙々と監視カメラのデータを 書き換える…今、タブー様も他のみんなも まだこの隔離病棟には来てないはず… よし、ここをこうして… この情報を上書き修正、止まっていた 事実は握りつぶしたぞ! これで仕上げ…… そしておいらは何事もなく 他のみんなに紛れて出勤すれば、完璧! みんなこの白い仮面をしてるし 黒衣だ、髪型も切り揃えてある… つまり、誰がおいらかなんてわからない… …!? 電気がついた…! 「何をしているんだ、三嶽…」 ッ…!おいらは素早く振り向く 三嶽 混沌 (ミタケコントン) 「た…タブー様…!」 しまった…よりにもよって 一番面倒な奴に見つかった…! タブー 「何をしていると訊いているんだが…?」 う…おいらは押し黙る…
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