2章 ー合成手術ー

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おいらが次に連れてこられたのは 手術(オペ)室… 5台ある手術台の真ん中に拘束された… 背中から伝わる冷たい台の感触 その感触はおいらに現実を告げると 同時に重たい罪を犯したことを突きつける… 断頭台にいる気分だ… タブー 「罪人は首をはねて終わりだが 貴様の苦しみは簡単には終わらせない… わたしが直々に 麻酔なしで手術(オペ)をしてやろう! わたしが直々に手術(オペ)を することは滅多に無いんだ ラッキーだな、三嶽…」 ゴム手袋をはめるタブー様… いや、タブー… こいつの表情は分からないが 嘲笑ってるだろうな 赤い仮面のように… タブー 「お前(黒衣の医者A)…ヤギを連れてこい…」 タブーが黒衣の男に指示を出す タブー 「お前(黒衣の医者B)は電動ノコギリを…」 次から次へと指示をだす タブーの声は楽しそうだな… 「めぇ~」 …ヤギが連れてこられた… 首にベルをつけてる 立派な角をした雄山羊だ 麻酔なしとは…深呼吸をする おいらは両手両足を台に備え付けられてる 拘束具で拘束されて動けない… 山羊がおいらの横にいる 紙をくってやがる…こんな時に呑気なやつだな
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