2章 ー合成手術ー

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仮面の医者がおいらの右手の爪を 順番に剥がしていく…しかもゆっくり 拷問にちかい…ッ おいらは歯を食い縛った! 三嶽 混沌 (ミタケコントン) 「ぐわあぁあぁぁぁ…ッ!」 無理矢理移植される蹄 痛みに耐えられない…! タブー 「ここを…こうして縫合しないとな…」 バチンッガチャンッ 三嶽 混沌 (ミタケコントン) 「…ぐッ…」 雄山羊の首が… 右肩に無理矢理くっつけられ… そこに医療用の 大型ホチキスの刃が食い込む… 右手がおいらの意思に反して プルプル震えている あいつらは…白馬の王子様達には 麻酔が使われていたし… みんな途中で気を 失っていた…羨ましい… タブー 「よし、最初の手術(オペ)は 成功とみていいのか…?」 タブーが台の上のおいらを見下してくる… 三嶽 混沌 (ミタケコントン) 「…はぁ…はぁ…」 おいらは自分の右手を見た 指先にはめ込まれた雄山羊の蹄… 次に右肩の雄山羊に視線を向ける 体が異物と判断すれば 拒絶反応と炎症を起こす… 最悪、アナフィラキシーショックを起こして絶命する… それは合成実験に失敗した 人間達を見てきたから分かるんだ…
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