第3話 『呪いの言葉のはじまり』

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(まだエリの幼少期は続いているので、一人称は エリ です。) めぐはエリの遊び仲間。 めぐはエリの幼馴染み。 そしてエリの────。 それなのに… 「エリの未来の旦那さんだよ。」 10歳の誕生日の日、お父様がたくさんの婚約者候補をつれてきた。 「ここにいる人たちの中の誰かがエリとずっと一緒にいる人になるんだ。」 おかしなお父様。 エリはめぐとずっと一緒って決まってるのに… エリの未来の旦那さんはめぐしかいないのに… この日を境にめぐの態度は冷たくなっていった。 「どうして!?今日はエリと遊ぼうって…」 「もうお前と遊んでやれない。」 「うそつき。一緒にいるって約束したのに…」 だから言った。 …言ってしまったの。 恵を縛る呪いの言葉。 「今日はエリと遊んで!明日も明後日もずっと…」 「命令よ!」
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