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──なんてことが、二年前にもあったもんだ。
僕は残念ながら死ねなかった。
餓死しようと決意した三日後には、天地がひっくり返ったかのようにご飯をありったけ食べてしまったのだ。
一週間の半分も越せずにギブアップ。僕らしいと言えば僕らしかったかもしれない。
あれから僕は障害手帳を作り、しばらくして両親にこのことを告白した。
あともちろんバイトはクビにされてしまった。仕事ができない上に無断欠勤したから当たり前かな。
その後嫌々ながらも外に飛び出しハローワークで障害枠の求人を隅から探して自分にあった職業を見つけた。
辛いことはあっても笑える数は増えたと思う。
過去と現在を比べれば雲泥の差と、自分個人的にはそう思っておこう。
何故なら友達もたくさんできたからね。
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