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僕にとって世界の速度はとても早く感じた。
僕はまた何も得れなかった。興味のあった専門学校すらも。
卒業と同時に、僕は名も知れない工場でバイトとして働くことにした。
案の定で予想通り、僕は仕事をなかなかうまく覚えれないでいた。
記憶することが苦手な僕に、周りから異常者扱いだ。
認知症だの障害者だの目の前で吐き捨ててきてくれる。
「キミちょっと病院に行って頭確かめてこいよ?」と悪意に満ちた笑顔で先輩に言われ、それを賛同してくる社員もいた。
僕は渋々行くことにした、病院へ。
今までの人生で自分の無能さを病院の先生に全てを話した。
それから僕は検査を受けることにした。
「とても簡単なものだから、時間は気にせず答えてみてね」と先生から質問やら歪な形のパズルやらを受け取った。
簡単だとは言われたものの、半分くらいしか答えれなかったと思う。半端者だけにと笑うべきだろうか、否笑えないな……。
検査は終了して結果は一ヶ月後に出されるそうだ。
僕はそれまで苦痛なバイトの日々を送って待つことにした。
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