75人が本棚に入れています
本棚に追加
「よし、胸張って帰ろう。」
リュウさんが言った。
相手が7.8機まで減ったところで敵は退散した。
俺と夏原が追っかけたけど、リュウさんに止められて諦めた。
相手の方が10機程多かったはずだ。
「こちらは何機墜とされたんですか?」
「イーリックは1機、ノイトリックはまだはっきりわからん。」
俺はジャックさんの機体を確認する。
落とされたのは別の基地のイーリックか。
「みんなよくやってくれた。」
リュウさんの言葉に俺は苛立った。
勝利の喜びよりもジャックさんへの苛立ちが大きい。
なんであんな下手くそが俺と同じチームなんだ。
最初のコメントを投稿しよう!