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だから毎回、僕たちがちゃんと可愛がってあげなきゃ。…そしたらいつも発情した猫みたいになるくせにね。本当に手間のかかる子だね」
好き放題なことを言い散らす男の人たちにあっという間に捕まった。服の中に複数の手が入ってくるのを感じながら、慌ててさっと辺りを見回す。いつも全員の黒服が常にフロアに出てる訳じゃない。バックヤードや裏での仕事も沢山あるし。見たところあの細身の長身は見当たらないけど。
そんなことを考えてる間に下着は降ろされ、胸ははだけられた。身体を探られて呻き、身を捩る。こうしててもどこからか彼に見られていないか気になって仕方がない。どう思われてもいいから勤務日がいつか、確認しておけばよかった…。
「ほら、もうこんな。また間空けすぎたから、本当は欲求不満だったんでしょ」
「あっ…、あぁ…。いじわる…」
焦らすようにされて、切ない。思わず呼吸を弾ませるわたしの周りにに男たちがわらわらと集まってきた。
「お、夜、恥ずかしいな。あんな表情して…」
「や、…やぁ、見ないで…」
「おい、独占するなよ。みんなで見ようぜ、夜の身体…」
「夜ちゃん、もう服なんか着ないで来れば。脱がすのがもどかしいよ。…下着つけなくていいっていつも言ってるのに」
逸る手つきで服が取り去られた。ソファの上に仰向けにされて押さえつけられる。笑みを浮かべた男たちの顔がいくつもわたしの上に犇いてじっと見回した。
「やっぱ夜の身体、好きなんだな。もうこんなになっちゃって」
「よし、もっと焦らしてやるよ。欲しくて頭おかしくなっても知らないぞ」
「…あっ、あ…っ、いやぁ…」
わたしは思わず身体を捩らせた。
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