聞いていますか?

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さすがアメリカ!! 我が国・日本では売れ残ることの多かった俺も、そこでは本当のありのままの自分でいられる。 Wow! すこしも寒くないわ!! この、「ありのままの自分」ってのには、ちょっと注意が必要だ。 大抵の人が「ありのままの自分」とか「本当の自分」とか言う場合、それは人間関係や社会生活を営む上で演じている自分、要するにオンの時の自分ではない、みんなが知らないオフの時の、居心地の良い自分って意味で使う。 だから、ちょっとヒネくれた意識高い系の私お仕事頑張っちゃってますって感じのヤツは、「社会で生活をするのが人間なんだから「本当の自分」なんてないんだ、仕事での仮面も自分なんだ」だとか言って、「自分探し」とかの単語を目ざとく指差して笑っては、お仕事がんばる私偉いですアピールをしてくるわけだ。 そういうヤツが、社会に対して仮面を被らざるを得ない性的マイノリティーの「居心地の良い自分探し」の行き着いた先である虹色の支持をアピったりしてくるのとか、もう訳がわかんないんだが、そういう連中の思考のルールは他の電波を参考にしてもらいたい。 で、俺自身の話。 俺にとっての「ありのままの自分」ってのは、上記の一般的なイメージのそれとは、だいぶ違う。 社会生活上で見せている自分とは違う、居心地の良い自分という点ではおんなじだが。 俺の「ありのままの自分」は、大きく分けて、ふたつある。 ひとつは女の子とセックスする時の、すっごいオスっぽい自分。 もうひとつは男とセックスする時の、可愛い女の子としての自分。 男相手の時にオスっぽくなったことはないし、女の子とやってる時でも、たまーに女の子の自分が出てきちゃって嬢に引かれたりもしてきたし、残念ながら機会に恵まれてはいないが女ものの下着を身につけての擬似百合とかやってみたいから、どっちかと言えば女の子の方の割合が強いのかもしれない。 女装趣味はない。でも下着はつけてみたい。アニメで描くと手抜きと言われてしまうような女の子が日常使いしてる味気ないのでなくって、フリルとかリボンとかついた可愛いやつ。
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