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……これさ、いや、この検閲プログラム。
プロジェクト的にどうなの?
いや、それは分かりますよ。
そうじゃなくって、その、外面整える意味あるんですか? って聞いてんの。
本音を話すのは無責任?
いや、だからさ、そういうミッションなんでしょ、って。
これのどこがフェイクニュースやねん!!
つか、本音なのかフェイクなのかどっちなんじゃ、われェ!!
ったく、あー言えばこー言う……。これだから政治のヤツらは……。
有害って、あなた、誰にとっての有害なのよ?
そーゆーこと言ってんじゃなくってさぁ!!
これ、誰に向けてのものなのよ、って言ってんの!!
ちょっと相手をバカにしてません!?
……はぁ……はぁ……
……まぁ、金の話されちゃ、こっちも強くは言えませんけど……
俺が性にだらしないのは認める。
少なくとも俺の生まれ育った日本では、俺みたいにセックスを楽しむこと中心に人生が回ってるやつは「性的にだらしない」と批判されるし、アメリカ……特に今のアメリカだと中毒と呼ばれたりもする。
セックスは大好きだ。
そういうことをおおっぴらに言うと、レイプだとか女児誘拐だとかの予備軍と思われたりもするわけだが、そういうシャレにならないヤツはまったくしていないし、する気もない。
なぜか。
俺たちの属する社会では、そういうことをするとシャレにならないぐらいの処罰の対象になってしまうのでリスクが高いから。
……ってのも、もちろんある。
道徳とか倫理とかに反するって気持ちはカケラもないんかい、と言われそうだが、これはとても大事なことだ。
気持ちはなかなかコントロールしづらいが、幸いにも、大概の人間ってのは損得の計算ができる。
だから、刑法で罰するのは行動の制限、抑止に役立つ。
ただ、俺の場合には、損得の計算なんかよりももっと大きな、かなり根本的な理由がある。
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