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そんな事をぐるぐると考えていると、真歩がテイッシュで口元を拭い言った。
「まあ、確かにちょっと目の周りがクマッぽいかな……
忙しいとは思うけど、女として手を抜いたらダメよ?
家事と子供達のことで忙殺されて疲れてやつれて、お肌ボロボロ髪の毛パサパサ心もガサガサ、なオバサンになったら悲しいじゃない。
祐樹と悟志さんと……大好きな剛さんの為にもいつまでも元気に綺麗でいないと!」
「――」
剛の名前を出されて心中は激しく動揺するが、私はテレビで恒例の
「MOMO'Sキッチン」
が始まったのを良いことに、番組に見いる振りをして誤魔化した。
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