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真歩と二人で病院へ行き、ランチを済ませて真歩と別れ、いつも通りに悟志の着替えを家に持ち帰り、洗濯機を回しながら、私はぼんやりと考え事をしていた。
悟志を悲しげに、いとおしげに見詰めていた真歩は、今日は少し涙ぐんでいた。
(――私、真剣に婚活しようかなあ。
男にフラれたばっかだけど……そもそも、私も真剣に考えてた訳じゃないのよね、実は。
悟志さんにね、君には結婚のイメージがないねって言われた事があるの。
優しい顔して、酷いと思わない?
私だってできるって事を見せてやりたいのよ!
それにさ、きっと私がらしくない事をしたら雨が降る――じゃないけど、悟志さんがビックリして目を醒ますかもよ!)
目を赤くしながらも、鼻息を荒くして真歩が言っていた。
渦を巻き回る洗濯物を見詰めながら、悟志の事を考えた。
――悟志さんは、私をもう許さないかも知れない。
もし目覚めても、今までと同じ様に家族として暮らせるのか……
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