ぼくの見ている世界。

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ぼくの見ている世界。

晋ちゃんを知らないものはいない。 この日本の住人ならば。 いや、政治の話を持ち出すのは、取っつきやすいからだけ。ぼくの場合。 このサイト・エブリスタさんは、たぶん反権力側の会社だろうから、気に入らなかったら、すぐに削除してもらって構わないのだけれど。 ぼくが、現政権に肩入れする(肩入れするって言っても、ただ支持しているってことだけなんだけれど)きっかけになったのは、安倍政権にすごくシンパシーを抱いたとかじゃなくて、野党側の話に、どうも辻褄が合わないぞ、と気がついたからなんだよね。 三年くらい前、《しんぶん赤旗》の日曜版をとってみた。 三カ月間だけ。 日本共産党の地方議員のひとが、我が家にやってきましたよ。えらくヘナヘナ笑いながら。やたらと笑顔を振りまく。 ぜひ、党員になってくれよ、と言わんばかりに。 ある日、新聞にDVDなんぞというものが入っていて、共産党の末端の人たちのインタビューなんかが収められていた。 二回くらい観たけれど、やっぱり話、議論にえらく段差を感じて、おまけに話が噛み合っていないことがわかった。 素人議論だったんだよ。 褒め言葉ばかりが並んでいて、自画自賛っていうか、いいことばかりが語られるの。 ニュースに尻尾がある、って言うけれど、これも実は尻尾だったんだよね。 真実ではない、と言うことの。 そのDVDを観ていたら、わかった。 ここに出ている人たちは、騙されているんだろうな、とうことが。なんとは無しに。 そもそもいくら地方議員と言っても、わざわざ我が家に尋ねてくること自体が、あやしむべきことだったんだけれど。 いやその、来るもの拒まずでやっているつもりだから、おいでくださっていいのだけれど。 政治家は落ちたらただのひとだから、選挙目当ての活動なのは、いまでは明瞭にわかるけれど。 三年前は、隙があった。 いま思うと相手は、こちらがお人好しだってことを、確実に見抜いていたんだなあ。
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