ぼくの見ている世界。

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ぼくは小説を書いて身をたてたい。 小説家のデビューは、新人賞を勝ち取ることだ。 百歩譲って、一般のサラリーマンとして生きてもいいとしたいところだが、年齢が年齢と、ハローワークが受け付けない。 下駄を履かせてくれなんて言う気はさらさらない。 ぼくを拾ってくれたら、社会的にも、言動にも、自分としての責任をしっかり持つのだか、ぼくは嘲笑されているから、責任なんてゴメン被るという心理でなきゃ、やっていられない。 当然、プロとして覚悟をもっている。 とにかく職が欲しい。 美しい小説を描きたい。 社会には、カネのしがらみや、ハニートラップの罠があるが、しっかりとしていたい。 なにも、一発あてて、豪勢な生活を思い描いているのではない。作家は儲ける稼業じゃないとよく聞かされている。 とにかく職が欲しい。 訳のわからないシカトで阻害されるのには、もう爆発しそうだ。 繰り返えすが、ぼくを技量があると見込めるのなら、正当に評価して欲しい。それが社会のほんとうの姿であろう。 くる返すが、正当に対価をいただけるのなら、社会的責任をまっとうすることは約束する。
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