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「さぁーーーて、ここで!
サープライズゲスト、本試合の解説者の登場だ!
世界を渡り歩き、魔術の真理を手に入れんとするもの。
魔術の知識に関して、右に出る存在はいない。
向かうところ敵なしの最強魔術師!
人呼んで、『無音の大魔術師』。
ノム・クーリア!!」
「わーーーーーーーーーーーーー!!」
「ぬ」
「なにやってんの!!!!!」
実況のミーティアの右隣に現れたのは、ノム大先生。
いや、あんた人に『目立たないほうがいい』とか言わなかったっけ!
最悪に目立ってんだけど!
本当にサプライズや。
いつの間にこんな話になってたんだよ。
私はノムをニヤニヤと睨みつける。
彼女は私に視線を合わせると『してやったり』と言わんばかりの悪い笑みを浮かべる。
出場者全員がノムを見つめている。
あのヴァン様やセリスですら。
さすがに『無敵の魔術師』とか紹介されたら、どんなやつだよって思うわな。
そんな先生のサプライズ登場もありながら、オープニングセレモニーは閉会されたのでした。
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