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僕らが暮らしているこの世界は
真っ暗な闇の中
自分の姿も見えないままに
気持ちばかりで突き進んでる
誰も『満ち足りる』って言葉を
知らないみたいだ
また 声が聞こえる
[アイツが幸せそうにしているのが気に入らないのよ。
だってそうでしょ?
わたしはわたしであるってだけで、他の誰より偉いはずなんだから]
そうしたら耳元で
“ダッタラ オトシメテヤレバイイ”
別の誰かの声がした
Ah 金翅鳥(ガルダ)
熱くまぶしい
天の光の使いよ
それを人は “悪魔の囁(ささや)き”って呼ぶけれど
この胸で燃える炎は
君のそれとは違うものなの?
舞い上がる翼は答えてくれない
ただ眩(まばゆ)い光が
僕らをいつも通り
頭の上から照らすだけ
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