霊(たましい)の半分

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すると頭の中に、 少女の声が響き、 はっとした!! こちらをじっと見ている巻き毛の少女だ。 眼がくりっと大きく、 睫毛が長く、 巻き毛の十歳ぐらいの少女だ!! 円錐形の山の頂きに、 宇宙船の先端をひっかけ、 空中静止させた。 ホログラム映像を照射させて、 巻き毛の少女と会話した。 少女の名は、 媛巫女(ひめみこ) テレパシーを使うようで、 俺と頭の中での会話が出来るようだ!! 媛巫女は、 俺の事を 星の神様と呼んだ。 神様扱いされて、 神様になりきる気になった♪ 原始的な生活をしている連中には、 宇宙船は、 まさに未確認飛行物体で、 神様に見えたに違いない。 なぜか媛巫女は、 宇宙船を天(あま)の鳥船(とりふね)と呼んだ。 俺は神様のふりをして、 媛巫女と語らった。
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