無理だから。

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「私の為に死んだ彼に、私の命の半分を分けてあげてください」 心を持ったモンスターは神の前で初めて願った。 「モンスターであるお前が、人の為に命を差し出すとは…」 神は予想もしなかった事態に優しく微笑んだ。 「では…?」 モンスターの表情が明るくなった。 「いや、無理じゃ」 神は目を伏せて首を振った。 「何故です!?私が怪物だからですか?!」 「お前、ゾンビじゃん」
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