会いたい、また明日も

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会いたい、また明日も

蓮君との出会いは、いきなり優美な獣みたいな彼が空から降ってきて、僕はただもう見惚れるばかりだった。 でも・・・・。 気がついたら、金色の虎がしろい腹を見せて懐いてくれていて、よく分からないうちに、僕は彼のご主人様になっていた。 だから僕は、彼の喉笛にいつでも手を添えることができる。 く、と両手で締めたら、彼はもう息すら吸えなくて、僕に許しを請うしかない。 猛々しく咆哮する雄々しい金色の虎 ー けれどもまだ幼さを残す若さで、危なっかしい ー 蓮君は、うっかり人間の、それも地味でボンヤリして冴えない僕なんかに、心をまるごとポロっとくれてしまったのだった。
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