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好奇心も旺盛で、木の皮を磨り潰して口に含んでみるなど、奇行ともとられかねない実験を、この頃から繰り返していた。 それでも、研究に対する欲求は、まだまだ正常な範囲であったと言える。 少なくとも人間の内臓を見て興奮するような異常性は無い。 飽くまで憶測ではあるが、このやんちゃ坊主が今のクーデリカになった原因として、次の出来事の影響が大きいのではないかと考えられる。 ・両親の死 魔女の家 記憶は、まだ今よりは幾分か明るい雰囲気だったクーデリカの家で、とある老夫婦と出会うところから始まる。 どうやら、事故により亡くなったクーデリカの両親の代わりに、彼女の世話をこの老夫婦がすることになったらしい。 両親が死んで間もなく、不安や寂しさなどの感情から、クーデリカはこの老夫婦にすっかりと懐いてしまった。 ある日クーデリカが目を覚ます。 目を開けても真っ暗なままで何も見えない。 それどころか縄か何かで縛られているようで、体をベッドから起こす事が出来なかった。 老人の声がする。 「ああ、目が覚めたかい?」 クーデリカは、まだこれが何かの遊びなのだろうと信じていた。 笑い声をあげようとして、口が動かなかったことから、猿轡をされているのだと気が付く。 流石に恐怖を感じ、身を捩るクーデリカ。 老婆の声。 「ごめんなさいね、クーデリカ。     
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