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どうやら脇に控えていた老人が、魔法によりクーデリカの体に電流を流したらしい。
そのままクーデリカは気を失った。
外に出ようとせず、女の子らしく。
時々体を舐められることについて文句を言わない。
これさえ守れば、老夫婦はクーデリカに優しかった。
フリルのついた服を着ながら、クーデリカは老人に聞く。
「ねえ、おばあ様?」
「なんだい、クーデリカ」
「私達はどうして生きていられるのかしら」
素朴な疑問だった。
時々夜中に、どちらか片方が二時間程外出する以外、老夫婦は外出していないように思える。
誰も外に働きに出ていないというのに、どういうわけか毎日肉料理を食べられるくらいには、クーデリカの家族は富んでいた。
「お爺さんはね、とても立派な仕事をしているのよ」
その日の夜、絶対に入ってはいけないと言いつけられていた部屋の中に、クーデリカは招き入れられた。
堅そうなベッドのようなものの上に、全裸の男が縛り付けられている。
産まれて初めて目にする男の裸体に、クーデリカは興奮した。
「……誰?」
老人はクーデリカの問いかけを無視して、注射器を木の筒から取り出すと、それを男の腕に刺した。
暫くして、男は痙攣を起こし動かなくなる。
クーデリカはごくりと唾を飲んだ。
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