どこかで見たことあるような?

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アイは、ドキドキしながら、木の前に行き、 「こんにちは、カキを一つ、くれませんか?」 と言いました。す ると、サルは、作業していた手をとめ、 「あ、こんにちは。あれ、見かけない顔だね。いや、どこかで見たことあるような?」 と言って、すぐに木から降りて来て、 「どうぞ。あまいよ。」 と、よく熟れたカキをかごから一つくれました。アイは、さっそく、それを食べてみました。すると、その甘いことに驚き、 「なんという、美味しさ!こんな甘いもの、食べたことないよ!ありがとう!」 と、お礼を言いました。 「そうだろう。よかったら、もう一ついかが?」 アイは、カキの甘さ以上にサルの親切なことに驚きました。でも、とっさに 「ありがとうございます。もう一つお願いがあります。」 と、言ってしまいました。 「どんなことかな?」 と聞かれたので、
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