*** 生徒会、接触 1 side三つ子&湊斗 ***

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「君がそこの三つ子の殺気に圧されないで、止めに入ったから、ちょっとビックリしてた」 確かに湊斗は自分に向けられてないとはいえ、三つ子の殺気に怯む事は無かった。 「君らもちょっと驚いてたダロ?」 悪戯っ子みたいに笑う天山会長。 「まぁ、正直あの状況で腕掴んで止られるとは思わ無かったっすね」 釉が答えると、想と葉も頷いた。 「そ、そうなの?」 「湊斗じゃなかったら殴ってたかな」 「マ、マジかっ!?」 笑う三つ子と今更ビビる湊斗。 その様子を見た天山会長は、さてと、と切り出す。 「この状況、人に見られると立場上あまり良くないから、もう行くわ」 「あ、あの、三つ子はどうなりますか?」 慌てて聞く湊斗に、天山会長はまたニッと笑う。 「今回は俺が目撃者。アイツらがあんな事言ったのが悪い。だから俺で何とかするよ」 だから安心しな、と湊斗の肩を叩く。 「でも、君らも俺が内部生徒会の会長だって事、忘れないでよね……?」 じゃーな♪とヒラヒラと手を振り去って行く。 フレンドリーな対応をしたかと思えば、先程の「外部生なんか」発言と今の最後の言葉。 一体どういうつもりなのか、どういう人物なのか。 三つ子と湊斗は複雑な表情でその背中を見送るのだった━━━━━━━━
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