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「葵。行こうっか♪」
と、俺、菊岡陸斗は、愛する妻、菊岡葵に言い、子供を連れて家を出た。
俺と葵は、高校1年の時から隣同士の席でずっとそばにいあう仲です。結婚式は、まだ行ってなくて、いつか、葵の休みと俺の休みが重なる日にやろうかなと思っています。一応、結婚式の招待状を送ろうとしているのは、俺と葵の尊敬する御堂筋かつお師匠、鶴岡海斗・日向空斗他芸能人の友人や関係者の方々です。
あっ、今、俺達は、双子ベビーカーに双子の娘達を乗せて登校しています。
この双子ベビーカーは左右に子供を乗せるという物で左に長女の七海、右に葉月を乗せてます。
晩御飯や朝御飯はどっちが作っているかって?時々葵が作ったり俺が作ったりしています。
「りっくん。ここ左。」
「ありがと。」
と、俺は、言い、左に曲がり、学校へ向かった。
-数分後-
「菊岡~。七海ちゃん達預かるぜ~♪」
「井出賀島先輩ありがとうございます。左が七海で、右が葉月です。」
「了解。えっとじゃぁ~今日は何時ぐらいに迎えに来る?」
「俺は、7時後に終わるんで…葵は?」
「私?今日仕事ないよ?2日間休みですって棚原さんに言われたから…。」
と、葵は、言った。
棚原さんって言うのは葵のマネージャー。
「なら葵ちゃんが迎えに来るのか。OK姉貴に伝えとくね。」
と、井出賀島先輩は、言い、2人(七海と葉月)をベビーカーごと預かった。
「先輩お願いします!」
と、俺達は、言い、学校へ向かった。
保育園から2~3分歩いたら俺達の通う練馬葉蔭高校です。
「おはよう。陸斗。葵ちゃん。」
「おはよう。海斗、空斗。新曲作った?」
「案はな。」
「マジかよ~。俺は昨日で30曲作って来たんだけど!!リクの曲だけ。」
と、俺は、勝ち誇って言った。
「多いな!!つか、お前ん家、地下に収録ブースあるから作れんだろ!!!俺ら無いぞ!!!」
と、海斗…鶴岡海斗は、悔しがった。
「あれ?りっくん、今日、7時後に仕事終わるって言ってたけどなんで?」
「あぁ~…それはねぇ~…5時から、かつお師匠の番組にゲスト出演。それが終わって事務所で作曲するから。それで7時後って言ったわけ。あっ。葵。右頬になんか…プフッ。」
と、俺は、言って、苦笑した。
「なんで笑うのさ!!!」
「鏡見に行って。」
と、俺は、笑いながら言った。
「もぅ!分かったよぉ~」
と、葵は、言い、 教室の隣のトイレに行った。
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