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「で!いつ撮影するん?」
「葵のお腹の子供が生まれて、高校一年生になってからだよ。また最新のを作るからよろしくだってさ。」
「分かった。」
「俺は、ナレーションと、俺の親父役なんだよね~♪」
「ウチは?」
「葵は、う~んとね………御義母さん役。」
と、俺は、ガラケーをいじりながら言った。
「母さん役!?」
「うん。共演シーンがあるよ!沢山って程ではないけど♪」
と、俺は、自分のデスクに座り、言った。
「そうなんだぁ♪」
「うん。一応、芸能界デビュー誌『PURE創刊号』の雑誌を…。」
「あっ。りっくん!!」
「うおっ!?なに!?」
と、俺は、驚きながらガラケーを落としてそれを拾おうとしたらスマホの一つを落とし、ガラケーとスマホを拾った。
「じゃぁ~さ。りっくん役とウチ役は??」
「葵役は…七海・葉月のどっちかな。んまっ。2人が芸能人やりたいって言った場合だけどね…。で、俺役は…もし、葵のお腹の子供の内の1人が男の子…龍雅なら…。彼に任せるかな。」
「んもぅ~!」
「友情出演で御堂筋かつお師匠も出演するし、清水奏多監督も出演してくれるし、海斗・空斗、秋斗も出演かな。一応はね。」
と、俺は、言った。
「はい。さっき言ってたやつ。つか俺も出演かよ!?」
と、秋斗は、言い、俺に台本を渡した。
「サンキュー。いつもごめんな。」
「いや、良いけどよ…。」
「よろしくな。秋斗。海斗の父親役。海斗は、空斗の父親役。空斗は、御義父さん役かな。」
「御堂筋かつお師匠は?何役?」
「御堂筋かつお師匠は、本人役。一応は、仮台本だから。」
と、俺は、言い、台本をパラパラと開き始めた。
「御堂筋かつお師匠と、共演するかな?」
「無いかな…。」
と、俺は、言った。
「そうっかぁ~………。」
と、葵は、言った。
「うん。それは、それでよしとして♪葵、海斗は?」
「鶴岡君は……たぶん、CMの企業さんに挨拶しにいってるんじゃないかな。日向君は……アニメのDVDを鑑賞してるよ。」
と、葵は、言った。
「空斗は、結構アニメ好きなんだよ。でも出演は、したくないらしい。理由は、知らないけど。」
「陸斗、そう言えば、お前さ?」
「どうした?」
「この『青空の彼方へ』というアニメなんだけどさ?お前、なに役?お前の声らしき声が聞こえないんだけど。」
「リィーズベルト役。俺の声っぽいのがいるだろ?」
「リィーズベルト?あの役か。」
と、空斗は、言った。
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