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「おぅ。」
「でも、女性だぜ!?」
「悪い?………声紋認証良好!網膜認証良好!静脈認証良好!透明皮膜解除!」
と、俺は、リィーズベルトの声を沈黙中に作り、彼女の声で名台詞を言うと七海と葉月がうきゃうきゃ言って笑った。
青空の彼方へというアニメは、遠未来のロボファンタジーアニメで、俺が演じるリィーズベルトは、主人公と同じ国ではあるが彼女は、侯爵令嬢である。
彼女は、4話『復讐の剣士』という回で、父親を敵国の刺客に殺され復讐の剣士となり、敵国はもちろん友好国、自国に恐れられるキャラクターである。
「ところで今、何話目?」
「4話目。『復讐の剣士』………うぉ!?こわっ!?………リィーズベルト登場!!おっ!!」
「黙ってみろよ。あっ。親父!?」
と、俺は、言い、スマホの1つが着信を知らせたので取ると、メールだった。
「親父も来週水曜日来るんだってさ。葵。御義父さんと酒飲み交わすかもね。」
「ベロベロに酔うからなぁ~………。どうなんやろ?」
と、葵は、言った。
「っていうかさ?御義父さんの仕事ってなんだっけ?」
「大阪府のテレビ局あるじゃん?その1つにさ御堂筋かつお師匠がよく出演しているテレビ局があるじゃん?」
「あそこか。あそこのどこの部署?」
「制作局のプロデューサーで49番組を掛け持ちしている敏腕プロデューサーだよ~♪」
「だからか。よく俺が大阪府のテレビ局で御堂筋かつお師匠と共演するのが多いんかぁ~………。あっ。でも待ってよ?何故、敏腕プロデューサーの御義父さんが水曜日東京に来るの?」
と、俺は、言った。
「リィーズベルトの父親死んだ…来たぁ!」
「『お父様ぁ!!!!!くそぉ!!!誰がぁぁ!!!!!』」
「うっせぇ!」
「視聴率王の義父さんとなると休ませたがるんじゃないかな?」
「そうかぁ…。うん?どうかしたんスか?紘奈さん?打ち合わせ!?今から、会議室で?海斗達もう、入ってる?分かりましたぁ~。んじゃ、葵。またあとで♪」
と、俺は、言い、紘奈さんが背後から連絡をしたので自分のデスクから離れ、会議室に行った。
-会議室にて打ち合わせ中-
「来週木曜日、大阪・大阪テレビの『かつおさまさま・おおきにぃ~』のゲスト出演お願いしたいんですけど…。」
「あっ。はい。」
「陸斗君。久しぶり。本当は来週水曜日来ようと思ったんだが、仕事でここに来るからついでに会おうかなと思ってな。」
と、御義父さんは、言った。
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