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「俺の妹は、陸斗出演のアニメよく録画してるぜ?」
「マジで!?あの莉理愛ちゃんがな?」
と、俺は、言った。
莉理愛とは、海斗の2つ年下の妹で、空斗のようにアニオタであるが、超アニオタでは無い。
「おぅ。再来週のANGLEPOCKETS-天使の歌声-のライブチケット買ってるんだよ。あいつ。しかも最前列の中央。」
「マジでな!?」
「ノリノリで、エアギターしてるぐらい。」
「おぉ!?すげぇな!?さすが莉理愛ちゃんだな。」
と、俺は、言った。
その数分後打ち合わせが終わり、プロデューサーは、葵から鍵を借り、俺と葵の家に向かった。それを見て、俺は、残りの仕事をして家に帰ったのは、それから4時間後だった。
「ただいま。」
「お帰りなさい!お仕事お疲れ様。」
「あのさぁー。」
「どうしたんや?葵。」
「ホテル見つければいいのにさ?」
と、葵は、言った。
「そんなの嫌やわ。陸斗君のご飯食べたいんや。」
「良いですけど、朝御飯の残りですよ?」
と、俺は、言い、ちゃっちゃと野菜炒めを作り御飯を全員で食べた。
その数時間後俺達は、寝た。
翌日、俺達は、学校に行くのと空港に行くのと分かれた。
昼休み時間に逆境を乗り越えた男達という番組の取材があり、その取材を終え放課後、事務所に向かった。
「ANGELPOCKETS~天使の歌声~の収録は、ほぼ全員で参加だから宜しくね。」
「あっ。はい!」
と、俺は、言った。
「茜は?どこ?」
「空斗君?呼ぶ?」
「呼んでくれね?」
と、空斗は、俺を見ながら言った。
「ねぇ?りっくん。良いでしょ?大好きだから。」
「それとこれとは、別問題!」
「えぇー!?」
と、葵は、言い、俺にキスをしてきた。
「何しやがんだよ?葵。」
「だってさぁーりっくん。いつもキスしたら何でもしてくれたじゃん。」
「ガキん時なんか覚えてっかよ!」
「お爺ちゃん家の海岸でキスした時もなんだかんだしてくれたじゃんさ!」
「そんなことまで覚えてんのかよ!」
「だって大大大好きな人なんだもん!りっくんが!」
「毎回言ってんね。ハイハイ。分かったよー!茜の声作れば良いんだろ?」
と、俺は、言った。
「わーい!」
「葵が言うから仕方なくだかんな!」
と、俺は、言った。
「七海ちゃん達も喜ぶしさ?」
「今寝たばっかだよ!」
と、俺は、茜の声を作り、その声で言った。
「茜ちゃん♪」
「うっさいな!七海達起きんだろ!」
と、俺は、言った。
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