第1章

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沖ノ島の世界遺産登録の報道を聞いて、心配になってきた。 昔から、沖ノ島が海の正倉院と呼ばれていて、シルクロード経由の古代の遺物が、地面の上に無造作に置かれていると伝えられてきていて、学術的にも非常に価値のある、金属製や陶製の品々で、全て国宝に指定されている。 我々には知るよしも無いが、この国宝群の価値は、数十億円以上とも言われている。 これは鑑定がきっちりされた価値では無く、大雑把な概算でもあり、学術的な価値等は計り知れない。 沖ノ島は、周囲は切り立った崖が多く、上陸出来る場所は限られているとの事ではあるが、しかし、これだけ大々的に報道されたら、盗まれる心配が増大してしまった。 日本人は中々盗む気にはならないだろうが、韓国やら北朝鮮やら中国やらからの、盗賊の心配はしなければならないと思う。 巡視艇を常に沖ノ島周辺に配置して警戒する必要が生じたとは感じる。 しかし、何で世界遺産に登録しようと考えたのだろう?
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