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「無駄話はおしまいだ。ダンザライト、君に救済したばかりの魂を埋め込むよ。人間を復活させるための大事な仕事だ」  老人の魂が、ダンザライトに継がれる。  予め決まっていたので驚きも恐怖もない。無表情のままダンザライトはベッドに横たわった。 「アスタライト、」  魂を継ぐ前に聞いておきたいことがあった。半身を起こし、統括者アスタライトの名を呼ぶ。
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