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番外編ACT.4 幽霊の真実
――智が21年前、どうやってEF9乗りが幽霊になったのか話を始める。
「――21年前、大阪環状線……才能の無さに悩むEF9乗りの走り屋がいたんだ――」
「1人の才能の無い走り屋ですか――」
「その走り屋のクルマ、愛車のEF9の性能は、長い直線では速くて低速コーナーでは遅いという特徴を持った車だった。
環状仕様の車に乗っているにも関わらず、数か月に1回のペースでここ赤城や榛名といった関東の峠を攻めることもあったらしい。
赤城で現れたのはこの理由かもしれないな」
「FFでありながら直線では速く、環状仕様としては超高性能なマシンに乗っていた。
しかしバトルの成績は悪く、生前自分は「才能はないんだろうか?」と悩み続けた」
「成績が悪かった?
幽霊はDUSTWAYのメンバーを倒すほどの実力を持ったものだと聞きましたが?」
こんな疑問が現れてしまった。
しかし、智姉さんは
「その強さは覚醒技によるものだな」
強力だからこそDUSTWAYのメンバーを倒せるほどの走りを見せたと語る。
その才能の無さに悩むEF9にある人物が現れる。その人物がEF9乗りにあることを起こすのだった――。
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