番外編ACT.4 幽霊の真実

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「その悩んでいる環状族を助けようとした人物が現れる。  篠山組のヤクザだ。  そのヤクザはその悩む走り屋に対して「これを飲めば才能が開花する」と言ってある物を渡したんだ。それは違法薬物である「AKM」だ」  ここで「AKM」というものが登場した。    AKMを聞いたことのないおれはこんな質問をする。 「違法薬物であるAKMってなんでしょうか」 「AKMとは、飲めば誰でも覚醒技を使える違法薬物だ。  昔は違法ではなく、当時のほとんどの走り屋はこれを飲んで覚醒技を身に着けたらしい。  しかし、80年代後半に違法と扱われるようになり、現在は暴力団や悪徳宗教団体ぐらいしか所有していない。  覚醒技が使えるのは走りの腕の才能がある走り屋だけの話だ。  才能がない走り屋が飲んだらどうなるって――植物状態になるんだ――」  AKMについて智が解説する。  この「AKM」とは昔の覚醒技超人にとって重要なアイテムだったらしいけど、AKMを飲んだ後のEF9乗りはどうなったっていうと――。 「AKMを飲んだEF9乗りは運転に才能がなかったため、植物状態になってしまった」  そして――。 「植物状態から11年後、EF9乗りは亡くなってしまった」     
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