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学問の面では、ザ・レの知識は圧倒的にザ・ドを凌駕していた。
その知識の豊富さと正確さにザ・ドは驚きを隠せなかった。
正に目から鱗状態である。
三歳しか違わないこの青年にザ・ドは本当の意味で尊敬の念を抱いた。
「科学はお好きですか?」と、ザ・レは問うた。
「はい、何故そうなるのか考えるのは大好きです。
色々な仕掛けを考えるのも大好きで自分用の研究室を持たせてもらっています。
行きましょう。御覧に入れます」と、ザ・ドは自分でレイアウトし自分で見つけてきた各種の道具で一杯の研究室にザ・レを招き入れた。
「ほう、これはこれは」ト、ザ・レは一目見るなり感嘆の声をあげた。
「ザ・ド様と私は、この研究室では最高の友達になれそうですね」
と、笑って言った。
「ザ・レ様もおすきなんですね!」と、ザ・ド。
「はい、この面ではザ・ド様を大いに満足させてあげれそうですよ。
技術的な面では最新の情報をトート市から入手できるつてを持っていますから御覧に入れましょう」と、ザ・fレ。
「それは、是非とも見たいものです」と、ザ・ド。
「今度来る解く何冊か見って来ましょう」と、ザ・レ。
答えながら机の上の設計図に目が行き、
「これは…、空飛ぶゴンドラの設計図ですか?」と、ザ・レが訊いた。
「そうです。今持っている空飛ぶゴンドラを改造するための設計を
しているところです」と、ザ・ドが応えた。
それを聞いたザ・レの眼に輝きが宿った。
「どのように改造する計画なのですか?面白そうですね、是非聞かせてください」と、ザ・レが体を乗り出して聞いた。
「それはですね・・・」と、ザ・ドも同じ趣味を持つ友人を得たかのように喜々として自分が考えている改良点と改良方法について語った。
「なるほど、なるほど」ト、ザ・レが改良点の一つ一つに頷きながら聞いていく。
「いくつかの点で私の知識が役にっつかも知れませんね、
こういうことに関しては人後に落ちませんから」と、嬉しそうに話す。
「何かいいアイデアをお持ちのようですね、是非聞かせてください」
と、ザ・ド。
「はい、明日からでもそうしましょう」と、ザ・レ。
「ああ、もうこんな時間だ。夕食をご一緒にいかがですか?ザ・レ師」
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