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「……二時間くらいか」
今日は空いていると言ってもやることの準備がある。
「あら」
起きようとするとクラナが私のことをまだ抱きしめていた。
仕方なく起こさないように外そうとすると
「……お姉ちゃん、大好き」
可愛い寝顔で呟かれたその言葉に外すのを躊躇ったけれど、この子の笑顔を守るために私は頑張らないといけない。
本当は辛いし逃げ出したい。けれどそんな私はクラナがいるから頑張れるのだ。
可愛い妹と一緒に過ごす日々を守るために私は部屋を出た。
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