チビ酒呑童子の日常

鬼と陰陽師の生活

我はここでの生活をする際、戸籍やらなんやらの物を偽造してもらった。
そして、我と晴治の生活についてだが……。
一言言うと、だらしない。
特に晴治。
こいつの日常は家で遊んでいるか、ゲーセンに行っているかの二択。
我の場合もあまり大差はないが、家で遊ぶか、ゲーセンに行くか、散策と図書館の三択。
我らの収入源だが、二人で適度にアルバイトをしている。仕事場は別々で。
こんなのでまともな生活できるかと思われるが、できている。
なにせ晴治はあの安倍晴明の一族の人間。
しかも特殊な道具を製作するプロ。
晴治の作った道具は専ら対妖怪用。
具体的な道具は妖怪にしか効かない催涙ガスや妖怪を探知する石、我が身につけられている封印装飾など。
あいつはその道具で陰陽師供に有料で提供しているから、資金には困ってないようだ。
しかし、同じ陰陽師相手になんてがめついことをしてるやら……。