Mission12 木崎を守る

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俺もずいぶん変わったもんだな……。 まさか木崎に変えられるなんて。 俺はパチッとテレビを消し、さっきまで放送していたDVDを取り出すとゴロリと床に寝転んだ。 今日も木崎を家に呼び、たった今DVDを見終えたところだ。 俺の家に来た木崎は相変わらず背筋を伸ばして正座をしている。 疲れねぇのかよ。 「はあ」 ため息をつくと木崎は言った。 「あなたがそんな落ち込むことはない」 そんなことを言う。 別に落ち込んでねぇけど。 木崎の声を後ろに聞いていると、だんだんと声は小さくなりつぶやくように言った。 「それに……あなたには感謝してる、から」 その声はいつの間にか近くなって、ぴたり、と俺の背中に温もりを感じる。 驚いてみてみると、俺の背中に触れる木崎の姿がある。 え、コイツ何してんの? 「正直、過去を話しても重くなるばかりだと思ったから」
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