私の職業は人に言えないのだ

4/9
前へ
/11ページ
次へ
「なんか……書けそうな気がします!妄想母さん、キャラとして登場させて良いですか!!」 馬刺を食べている私の喉が変に鳴った。 「んぁ!?お!い……良いよ!」 ビールを一気に半分程流し込み、冷や汗をバレないように拭った。 無邪気な彼女は、私の真の姿を知らない…… 私の職業は、カブリスターの覆面員だ。 主な職業は、カブリスターの中で「これは!」と思ったクリエイターを探しだし、作品のサポート、レビュー、コメント等をしながら、そのクリエイターを書籍化させるまでが、主な仕事。 カブリスター覆面調査団のメンバーは、全国に潜伏している。 私はカブリスターメンバー、ナンバー(寿)←4 主な担当クリエイターの数は100人。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加