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──はじめて賢治郎と寝てから、1ヶ月が過ぎていた。
「あー、あるある。衣替えは来月だけど、もう長袖暑いし窮屈ー」
「そういえば琴平さん、髪切ったよね。言おう言おうと思って機会がなかった」
腰まであった琴平さんの髪が、連休明けに鎖骨くらいまで短くなっていたことに驚いた。
学年によっては教育実習生が来ていてあわただしいからすっかり忘れていた。
髪の色が明るいことは変わらないけれど、短くなるだけで清楚度がぐっと上がっている。
つくづく女の子はよく化けるものだ。
「あ、気づいてたんだ。うれし」
へへ、とはにかみながら指先で短くなった毛先をもてあそぶ仕草がなんとも少女らしい。
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