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恋しい人を想って、私は歌う。
それは、涙でもあり、ほとばしる激情でもあり。
私を阻むこの流れの中で、それでも歌いたいと思った。
足が、とらわれてしまっても。
腕が抜けなくなってしまっても。
声は、自由だ。
だけど、いつしか、この思いが穢れてしまったとき。
歌を歌うことは許されるのでしょうか。
堕ちてしまった私は、あなたへの想いを、口にすることができなくなった。
これは、罰だ。
いつか、許される時が来たら、きっと、あなたに伝えましょう。
その日を夢見て、今は歌を封印しておくから。
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