1人が本棚に入れています
本棚に追加
マリアが起きると朝から大騒ぎ。
一夜にして腰まであるマリアの長い髪の色が輝かしい金色に変わってしまったのですから。
鏡に映る自分の髪の色を見て、マリアだけは喜びでいっぱいでした。
金色に光る髪を持ったマリアの噂話がこの国の王子、ディランの耳にも入りました。
ディラン王子は3日後に20歳を迎えます。
その祝いの舞踏会に是非マリアを招待したいと家来に頼んだのです。
家にやって来た家来の話を聞いて、招待状を受け取ったマリアは大喜び。
しかし、舞踏会に着ていくドレスがありません。
そんな中、舞踏会当日を迎えます。
ドレスがないと諦めていたマリアでしたが、なんと母テレサがピンク色のレースがたっぷりついたドレスを手作りで用意してくれていたのです。
「嬉しいわ!ありがとう、ママ」
これで舞踏会へ行けることになったマリア。
約束の夜6時になりました。
最初のコメントを投稿しよう!