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第四章 神様代理部長
『神様も忙しいから我々のように、自縛霊対応係がいるのじゃ。 神様代理部長じゃ一応』
「へぇ~今は、天国もずいぶん組織化したんですね。」
『バカモン!!自殺したものは、天国にはいけないんじゃ!!自縛霊になるか地獄に落ちるかどちらかじゃ・・・』
「ぼく・・・地獄には行きたくないんですが・・・」
『じゃ・・・まだ、若いんじゃから生き返るしかないな・・』
「え~こんな状態なのに・・今さら生き返られないっすよ・・」
『わしゃ神様代理部長じゃ・・・そのくらいの特権はある。とりあえずおまえ以外の人間の記憶を消して、おまえが自殺する前の日に戻してやるから、もう一度人生やりなおすんじゃな・・・・カァッカァッカァッ
自縛霊にも、地獄にも行きたくないんじゃったらな・・・』
「は~い」
『はいの間は、のばさんのじゃ!そんなことじゃまた自殺したくなるぞ!!一度死んだつもりで・・・まぁ死んだんじゃがな、死んだつもりで今度こそ自分の人生やりなおしてみんしゃい!』
「はい。」
『お礼はないのか?本当ならおまえは今頃、三途の川あたりだったんじゃぞ・・・』
「神様部長代理ありがとうございました。」
『神様代理部長じゃ・・・』
「すみません。とりあえず、もう一回生き返って人生やり直してみます。」
ということで和彦は、神様代理部長のめいにより本人には生き返って。周りには、今までと同じ形として存在していた。
~第五章 トキメキに続く~
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