4. 学校

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「真彦、復活おめでとう~!」 朝からクラッカーを鳴らしながら、僕の風邪が治ったのを祝ってくれるクリスタ。うん、朝からうるさいよ。 「ありがとう…」 「真彦の復活を祝って、ケーキを焼いたの!」 「えっ!?」 クリスタは呪いがかけられてそうな、不気味に黒光りしたケーキを僕に差し出した。 朝からケーキ…しかも、クリスタの手作りか。 「天使のケーキだよっ!さあ、遠慮しないで。食べて、食べて!」 断ろうにも、クリスタの両手に貼られた絆創膏が努力の色を滲ませる。 これは、断るのは気が引けるな…。 「い、いただきます…」 「うん、どうぞ!ガァーッと一気に行っちゃって!」 ガァーッと一気に天国に行ってしまいそうなケーキを目の前に持ってくると、鼻を突き刺す強烈なアンモニア臭がした。 いったい、なにを入れたらこうなるんだ!? 「さあ、さあ!」 期待の眼差しで見られ、僕は決意を決めた。 えぇーい、死なばもろとも!南無三! 一気に口にほうり込み、僕は意識を失った。
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