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「おッ、昂、おかえりー!」
誰の断りもなく、我が物顔でゲームを楽しんでいる悠太は、オレの姿を認めるなり上機嫌で右手を上げた。
「ああ・・・もうすぐ夕飯だから下りて来い、って。」
・・・と、その瞬間。
「うわッ、マジか!」
「ユータ」と名付けられた貧弱なキャラクターがフルボッコにされた後、画面にデカデカと「GAME OVER」の文字が表示された。
「コイツ、強えー!たぶん、今までで最強だな!」
(フンッ、まだ初級のくせに・・・)
1人盛り上がっている悠太を横目に、無言のまま制服を脱ぐ。
「よーし・・・こうなったら、本気を出すしかねえな。」
「・・・・」
「なめんなよ!絶対に、オマエだけは倒すッ!」
・・・はぁ。
どうやら、下に行く気など毛頭ないらしい。
オレは、諦めて先に風呂に入ってしまおうと、クローゼットから着替えを取り出した。
・・・すると
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