最終章

21/31
前へ
/511ページ
次へ
***** ・・・数日後。 「あー・・・疲れた・・・」 夕飯用に買って来たハンバーガーを頬張りながら、今日もパソコンの電源を入れる。 報告書作りも佳境に差し掛かった今、方々からの臨床結果をまとめる作業で忙しくて・・・ここ数日は、まったく自炊が出来ていない。 「・・・おっ!」 オレは、メールの受信ボックスを開くと、心を躍らせながら彼女の返信を読んだ。 『昂くん、すっかり秋めいて来ましたが、風邪などひいていませんか?私は、ようやく部屋の片づけが終わり、一段落・・・といった具合です。後は、お花でも飾ってみようかと思ってるんだけど、この時期、どんなお花が咲いてるんだろう?出来れば、種から植えてみたいんだけど・・・私に世話が出来るのかなぁ?ちょっと不安だけど、一度トライしてみようと思います。そういえば・・・私のミサンガ、とうとう切れましたよ!うふふ・・・一応、目標は達成出来たし、そろそろかなぁとは思ってたんだけどね。昂くんのミサンガは、あいかわらず?早く切れる事を、心からお祈りしています。』
/511ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2052人が本棚に入れています
本棚に追加