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――――一年後。
「……ええ。律さん、待ってるわ」
マンションの部屋で通話を終え、日当たりのよいベランダに向かう。
そこには午後の光を浴びる鉢植えがあった。
私はその前にしゃがみ込んで、ふ、と笑う。
鉢植えにしっかり根付いた、鮮やかなピンク色の花。
インドが原産の夾竹桃。生命力が強いって、本当だったのね。
彼女をどうやって殺したか、気になるでしょう?
いいわ、教えてあげる。
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