桜と少女とプリン

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 自分が暴走してきたのに気付いて、いったん、話すのを止める。 「知ってるよー。たしか、あそこにあったのは・・・・・・」  女の子は、わたしの故郷の名所をつぎつぎに口にしていく。  なぬ!?  名所といっても、全国レベルで有名なものじゃない。  地元の子供が遠足で行くような、ローカルな名所だ。  ほー、と感嘆をあげながら、少女の話を頷きながら聴いていた。
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